養育費減額への訴訟を決意したDr.白山。しかしそこに再び元妻と悪夢の弁護士が立ちはだかる――「2年前の離婚の記憶が薄れるその前に、同じ苦しみを味わう医師をひとりでも減らしたい」医師15年目、40歳にして、月40万円もの養育費を払うDr.白山が、これから結婚する医師の方、離婚の可能性のある医師の方に離婚の知見を共有します。今回のテーマは、「第1回目の調停、悪夢のような相手方の主張」です。

医師の皆さま、医学生時代の卒業試験、覚えていらっしゃいますか？今回は、ある大学の「これを落としたら卒業できない」と噂された整形外科の最終問題。その緊張と、教授の粋な計らいに心が温まるエピソードです。本連載では、現役医学生や医師の皆様からお寄せいただいた医学生時代の思い出のエピソードをKADOKAWAとのタイアップでお届けします。

8月、東北大学が「2050年までにすべての入試を総合型選抜にする」と発表し話題となりました。近年多くの大学が実施する医学部の総合型選抜入試。かつてのAO入試＝一芸入試というイメージをお持ちの先生もいらっしゃるかもしれませんが、2021年度入試から総合型選抜と名前を変え、すでに多くの国立大医学部でも実施されています。 そこで今回は、医師のみなさまに医学部受験や変化を続ける入試方法にまつわるお考えにつ ...

病院再編を進めようとしている滋賀県長浜市にとって、市立病院が直面した大幅な赤字は、再編の議論の前に立ちはだかる。病院再編への合意形成、そして経営改善計画の実効性など、課題山積の中、市はどのように再編への道筋をつけるのか、荻田洋介副市長に話を聞いた（2025年9月30日にインタビュー）。

この10月、大阪・中之島の大阪国際会議場で開催された日本救急医学会のシンポジウムで、「日本のERの未来、世界との比較、日本の優れている点」というテーマで発表してきました。私は学会の外来委員を務めていて、米国での勤務経験もあるため、海外と比較して日本のERの未来について考えたいと思ったのです。

大谷まり・大谷会理事長 「スタッフ教育は徹底する。『やらなければいけない』と思ったことは、都度スタッフに伝え、分からない点があれば院長自ら直接指導、そしてともに学ぶ、管理職にも透明性を大切にし、包み隠さず共有する」。米国で理学療法士の資格を取得し、現在、副院長を務める妹・ひろみ氏は、姉・まり氏の経営者としての横顔をこう語る。

母校があり医師としての第一歩を踏み出した北陸から岩手に戻った当初から、私は岩手県出身でありながら「よそ者」とみなされる日常を意識し、封建的とさえ言えるふるさと岩手の慣習と向き合い続けていた。それは、出自に対する逆恨みにも似た感情ではあるが、同時に感謝でもある。

診療報酬改定に向けて、財務省が「病院への重点的な支援のため、診療所の報酬の適正化が不可欠」という方向性を打ち出している。そうした方針についてm3.com会員に聞いたところ、開業医では70.2％が反対する一方、勤務医は67.4％が賛成と回答した。勤務医からは「開業医が多すぎる」「病院への支援は喫緊の課題」と、財務省の方針に理解を示す声が上がった。「病院と診療所の両方に支援が必要」「病院と診療所を対立 ...

「年末調整」の書類を勤務先へ提出する季節になりました。今年は基礎控除の見直しなどの税制改正があったため、申告書の書き方もこれまでとは変わっています。記入の仕方を紹介しましょう。

ほぼ学年ビリの成績から10番以内へのステップアップ。同級生のサポートもあって有意義な学生生活を過ごしたあと、今野先生が最初に選んだのは脳神経外科。手術の得意な父の姿を追いかける想いがあったそうです。各医学部の卒業生をインタビューする企画、杏林大学リレー・今野公士先生編の第2回は卒後の進路選択のお話から。その後の思い切った決断が、先生のキャリアを大きく変えることになりました。

『揺さぶられる正義』は、医療、司法、報道のいずれにとっても重い課題を投げかける作品です。医学が担うべき領域と司法が担う領域を冷静に峻別し、医学的ファクトをどのように提示すべきかという問題は、決して他人事ではありません。