厚生労働省は、70歳以上の高齢者が医療機関で支払う窓口負担について、現役世代と同じ3割とする対象者の拡大に向けて検討を始めた。世代間の負担の公平性を高める半面、財政面の課題が生じて高市政権が目指す現役世代の負担軽減に結び付かない可能性もある。社会保障審議会の部会が年末までに方向性をまとめる方針。