藤井聡太竜王と佐々木勇気八段が盤を挟む竜王戦七番勝負第3局は、藤井竜王が終盤の入り口で▲6三成桂の妙手を指し、佐々木八段が長考に沈んだ。大盤解説会に登壇した立会人の久保利明九段は序盤の駆け引きを経て居飛車穴熊対四間飛車になったと紹介し、本局は「昭和の対抗形」のようで懐かしさを覚えたそうだ。控室では佐藤康光九段も笑顔で検討に花が咲いた。久保九段は振り飛車の手筋を思い出していた=東京本社デジタル編集部 ...
藤井聡太竜王に佐々木勇気八段が2年連続で挑む竜王戦七番勝負第3局。京都市で行われた大盤解説会に大石直嗣七段と村田智穂女流三段が登壇した。藤井竜王が終盤で指した▲6三成桂に大石七段は驚いていた。桂馬をタダで差し出すが、読みの入った攻防手であることが徐々に判明した。局後に佐々木八段が「しびれた」と率直に語った一着で、大盤解説会場も王者が貫禄を示した一手に感嘆した=東京本社デジタル編集部 小関新人撮影 ...